変形性膝関節症とは

変形性膝関節症は、最近になって頻繁に耳にするようになった病気です。どのようなものかと言いますと、膝の関節にある軟骨が何らかの原因によって摩耗し、変形や関節炎を引き起こして痛みを生じさせるものを指します。初期では自覚症状が殆どない為、自覚症状が出た時には末期であると言ったケースも頻繁に見られます。磨り減りがある程度進んだ段階で、クッションが十分に機能しなくなる為に、膝の軟骨への負担や半月板の変性に起因する刺激が関節炎を引き起こしますので、動作時痛(膝の曲げ伸ばしの際の痛み)や、可動域制限(曲げ伸ばしが上手く出来ない)と言った症状が出て来ます。他にも、関節液が異常に分泌される事によって、関節部分に水腫(一般的に水と称されます)が蓄積する等の症状も現れるようです。進行期に入りますと、軟骨の磨り減りは更に進んでしまい軟骨下骨(関節の土台となる骨)が露出してしまう、または骨そのものの変形(骨棘)と呼ばれる症状が出て来ます。ここまで来ると、骨同士が直接当たってしまう事が原因で痛みが強く現れ、曲げ伸ばしの制限も更に上がってしまい日常生活には大きな障害となっている事でしょう。治療方法としては腿の筋肉を鍛える事によって関節の負担を減らす事などが挙げられますが、末期になりますと手術をする必要があり、手術をしたとしても完治しないケースもあります。多少の痛みであればヒアルロン酸注射を関節にすれば痛みは緩和しますが定期的に注射を打つ必要があります。そうなる前にグルコサミンサプリやコンドロイチンを飲むことで足りない分を補うとよいかもしれません。歩行に影響が出て来ますので、若いうちから関節を大切に維持する事が非常に重要です。

関節のはたらき

グルコサミンの利用と深く関係しているのが関節部分の働きです。ここでは関節の役割について考えたいと思います。 まず、関節と聞いて思いつく事と言えば、ヒトの身体を支えている大切な箇所であると言うことでしょうか。関節は骨同士を接続し、骨を守る役割を担っています。 ヒトの骨は200以上存在し、骨と骨とを連結させている関節は手首や指、肘、膝など、およそ140個あると言われています。その関節のそれぞれには、2つの骨に各々クッションのような働きをする関節軟骨と呼ばれるものが付いています。兎角、負担が強く掛かると言われている箇所が、膝です。ヒトが普通に歩行すると言う動作のみであっても、瞬間的な負荷(体重の2〜3倍程度の圧力)が発生します。走れば体重の3〜4倍、階段の昇降では5〜7倍もの圧力が発生するのです。その他、ジャンプや立ち上がる動作、正座といった日常の動作など、様々な角度で曲げ伸ばしを行います。そういった動作で行われる膝の運動する回数は、1日の中で数千回以上にもなると言われているのです。こういった事実から、膝が特に軟骨の消耗の激しい箇所であると言う事実がお分かり頂けるかと思います。 軟骨の消耗を補うのがグルコサミンの役割ですが、グルコサミンが上手く作られなくなってくると、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸が減ってきてしまう為、水分を維持する事が困難となり、軟骨が痩せ消耗してしまい、骨の変形の原因となりますので注意が必要です。